“がんの早期発見”なぜ重要? 9割が治療で完治

南波キャスター:
なぜ、早期発見がなぜ重要なのでしょうか。

1日にできるがん細胞の数は、健康な人の体でも5000個だということです。(学説による)

免疫細胞が、がん細胞を攻撃することで、ほぼ全てのがん細胞は死滅するそうですが、生き残ったわずかながん細胞がやがて「がん」になるということなんです。

がん細胞が検診で発見できる大きさになるのに10年~20年ほどかかり、この間は症状がないといいます。ただ、発見が可能な大きさになり“早期のがん”となると、1年~2年で1cmから2cmに急激にサイズアップするそうです。がんのサイズが大きくなると成長速度もあがるため、早期の発見が重要だといいます。

早期がん(1cm~2cm程度)は、治療を受ければ9割が完治するので、定期的な検査が重要です。

【国推奨のがん検診(厚労省HPより)】

子宮頸がん検診:20歳以上で2年に1回
乳がん検診:40歳以上で2年に1回
大腸がん検診:40歳以上で1年に1回
肺がん検診:40歳以上で1年に1回
胃がん検診:内視鏡だと50歳以上で2年に1回、X線検査だと40歳以上で1年に1回

一定程度の期間の中で検査することが重要だということです。