この日の営業は1回50分制で3回に分けて行われます。
1回目の営業は、注文を受ける担当だったさちさん。初めての接客で少し緊張した様子です。
注文を受け終わると、吃音についてより知ってもらおうと、お客を回りクイズを出題していきます。

太田さちさん
「吃音がある人が話すのに時間がかかっています。どうしますか?」
「自分の話を始める」「話し終わるの待つ」
客
「話し終わるのを待ちます」
太田さちさん
「正解です。吃音があっても話を聞いてもらいたいです。代わりに言ってほしい人もいます。本人に聞いてみてください」
1回目の営業が終わり、2回目の営業では、受付を担当。
吃音がある人への接し方についてお客に説明するのが、さちさんの仕事です。

「遮ったり、推測して代わりに言ったりせずに、言い終わるまで待ってください」
2回目の営業で、緊張がほぐれてきたのでしょうか。
さちさんには笑顔が増えていきました。
太田さちさん
「初めて吃音のことを知ったりとかする人もいるのかなと思って、どんどん吃音のことをいろいろな人に知ってもらって、当たり前になってくれると嬉しいなって」














