宮城県内一の和牛を決める品評会に向けて、宮城県大河原町で仙南地域の代表を決める和牛の審査会が開かれています。
大河原町にある全農宮城県本部の特設会場で開かれている仙南地域和牛共進会には、白石市や角田市などで飼育されている肉用牛のメス23頭が出品され、審査員が毛並みや肉の付き具合などを確認していきました。

畜産農家によりますと和牛は円安の影響により輸入牛との価格差が縮まっていますが、ウクライナ情勢による飼料の高騰などが経営の負担になっているということです。
丸森町の畜産農家:
「今年は配合飼料がかなり高いので、できるだけ自分のところで飼料を確保することで時間がかかった」
角田市の畜産農家:
「地元産の優秀な和牛が2年前と今年と出たから、それを大いに盛り上げるよう活用すべきではないか」
和牛共進会は畜産農家の生産意欲の向上や市場での取り引きの活性化などを目的に開催されています。審査で上位に入賞した数頭は今年9月に開かれる宮城県総合畜産共進会へ出品されます。