岸田総理に“新疑惑” 祝う会の発起人は“政治資金パーティー”と認識
報道特集はこれまで、岸田総理の政治資金パーティーの問題についても報じてきた。
2022年の「内閣総理大臣就任を祝う会」。さらに11年前の「外務大臣就任を祝う会」。そして、今回、新たに別のパーティーについても疑惑が明らかになった。
2007年、岸田総理が初めて大臣に就任した際、広島市のホテルで1000人以上が出席した「内閣府特命担当大臣就任を祝う会」。主催したのは、他の2回と同様に、地元有志が集まった任意団体だという。
これは番組が独自に入手した当時の案内状。2022年の「総理大臣就任を祝う会」の案内状と内容や形式がほぼ同じ。岸田総理を同じ言葉で称え、結びの挨拶も全く同じだ。

この「祝う会」の発起人の1人が、取材に応じた。
祝う会の発起人
「同期が大臣になるのに、自分だけなれない。勝手に悲観をしていた、そういう話をしていた。喜びが何倍も湧いてということでしょう。地元から出て初めて(大臣に)なられたんだから、拍手して盛り上がった」
政治家は政治資金パーティーを開催した場合、収支を政治資金収支報告書に記載しなければならない。
だが、「祝う会」は“任意団体”としており、収入が1000万円未満なら報告する義務はない。

発起人には「祝う会の主催者」が任意団体の主催だという認識はなく、政治家による政治資金パーティーだと考えていた。
祝う会の発起人
「みんな、政治資金(パーティー)だと思っています。あれが政治資金(パーティー)じゃなかったら、何が政治資金(パーティー)か」
