県警本部長は隠ぺい疑惑を改めて否定 メディア捜索批判に「報道の自由は理解」
起訴されたことを受けて、野川本部長は21日午後、会見を開き、不祥事の隠ぺいを改めて否定しました。
鹿児島県警 野川明輝 本部長
「本部長である私が隠ぺいを指示した事実はない。前生活安全部長(本田被告)が、私のところに事件について報告や指揮伺いに来た事実は一切ございませんので、私が前生活安全部長(本田被告)に対し、『最後のチャンスをやろう』とか『泳がせよう』などと指示した事実もございません 」

今回の事件をめぐっては、「情報漏えい」ではなく組織の不正を訴える「公益通報」だという指摘がありますが、本部長は…
鹿児島県警 野川明輝 本部長
「(漏えいされた文書に) 本部長が隠ぺいを指示したとの記載はなく、公表を望んでいないストーカー事件の被害者の個人名や年齢が記載され、県警としては、文書の内容から見て公益通報にはあたらないと考えている」
「公益通報にはあたらない」と強調しました。
鹿児島県警は、県警を批判していたネットメディアを別の情報漏えいの疑いで4月に家宅捜索。本田被告はこのメディアのライターに情報を送っていたため事件が発覚し、逮捕に至ったとみられます。

メディアへの捜索に批判があがっていることについて、本部長は…
鹿児島県警 野川明輝 本部長
「報道の自由・取材の自由については理解をしている。客観証拠などを踏まえて、適切にやられているもの。ご意見はあると思うが、ご懸念のような影響はないのではないかと認識している」

不祥事が相次いでいることを受け、警察庁は24日(月)から鹿児島県警に「特別監察」を行い、県警が7月中をめどに再発防止策をとりまとめる方針です。














