職員に初日に伝えた事 壁は「法律」なのか「常識」なのか

わからないことはすべて聞く。そんな髙島市長から、職員にお願いしたことがあったという。

「5月1日に就任して初日に市長の訓示をやるんですが、そのときにお願いしたことが、“できない理由”をちゃんと考えて欲しいということ。『無理やな』って思ったときに、それが法律なのか、それとも常識によってできない無理なのかは分けてくださいとお願いしました。違法じゃなくて、いけそうで、だけど常識外れなんだったら、それはやりようを考えて欲しい。

これを1日目に言ったので、現場からは『これは本当に違法です』とか、『確かに可能性はゼロではない』と言ってもらえて、だったらこういうところに確認してみたらどうですか?と提案できる。もちろん市役所も組織なので、“組織の中の論理”を尊重することは、大事なことであるけれども、それが一番上になっちゃ駄目だよねと思っていて。一番はやっぱり市民にとって良いか、市民全体のためにいい芦屋を作れるかってことで、そのために組織がある。そこを逆にしてないかってことだけは、常に考えています」

(TBS NEWS DIGオリジナルコンテンツ「シノキャリ」より)