東北地方の景気について日本銀行仙台支店は「緩やかに持ち直している」との判断を3か月連続で据え置きました。
日本銀行仙台支店 岡山和裕支店長:
「個人消費は緩やかに回復しているとの判断を継続しています。サービス消費については、飲食・宿泊を中心に回復している状況が続いている」

日本銀行仙台支店の岡山和裕支店長は21日の定例会見でこのように述べ、東北地方の景気について「緩やかに持ち直している」との判断を3か月連続で据え置きました。
個人消費については、ポケモンGOフェストや東北絆まつりといったイベント開催に伴う旅行客の増加などが影響しているということです。

生産については、スマートフォンやパソコンなどの生産が持ち直した一方で、トヨタなどの認証不正問題が発覚して一部車種の生産・出荷が停止されたことなどを踏まえ「持ち直しの動きが足踏みしている」と判断を維持しています。
物価については、伸び率が低下していて今年の春闘で各企業の賃上げ率が去年を上回る見込みのため個人消費に与える影響について注視していくとしています。