子どものころ、この鎧潟が遊び場だったという天野さん。その風景を再現したいと、ネイチャーアクアリウムを生み出したのです。

【本間裕介さん】
「特に天野が亡くなったあと、どういうところからネイチャーアクアリウムが生まれたのか気になって、近くにある佐潟に鎧潟を重ねながら撮影を続けていて」

本間さんが映すのは、新潟市西区にある佐潟の風景。
15年以上、春夏秋冬、撮影に通いました。

【本間裕介さん】
「鎧潟もこういうときがあったんだろうなと思い浮かべながら…」

【写真展を企画した新潟絵屋 大倉宏 理事長】
「一部の写真は天野さんの写真を思わせるところがありますけど、コピーではなく、本間さんの独自の視点があると思います。小さい生き物の視点で自然を見つめている。パターン化した美しい写真とは違う魅力があると思いました」