6連戦初戦の村上投手で勝てず「リズムが作りきれない。大きな誤算なのでは」
―――阪神は日本ハムとの試合があと1試合残っていますが、ここまでの交流戦を総括します。岡田監督は、目標は勝率5割というふうに交流戦の前は話していましたが、現時点で成績は6勝11敗。12球団中11位です。※去年は7勝11敗
「岡田監督へインタビューしたときに、6連戦が始まる第1戦の火曜日を大切にしたいと言っていました。その火曜日を任されている村上(頌樹投手)で勝てていない。やっぱりね、6連戦の最初を取りたいんですよ。ただその村上で勝てないので、岡田監督はちょっと6連戦のリズムが作りきれないんですよね」
―――村上投手はなぜ勝てないのでしょうか?
「ちょっと疲れはあるんだと思います。ボールがいつもより高いですよね。先制されてしまいますし、それと打線の援護がないというのも大きなポイントになるんですが、火曜日に勝てないということがやっぱり大きな誤算なのではないかなと。今年は球団史上初の連覇がかかっている年で、岡田監督が一番連覇を意識して戦っている方だと僕は思うんですよ。そこにやや焦りが出たんだと思う。だから打線を組み替えたりする。佐藤(輝明選手)の2軍落ちから1軍再登録についても、私が岡田監督にインタビューしたとき、“10日で上げるんですか?”と聞いたら、“無期限”ということを言ったので、交流戦中に1軍昇格はないと思っていたんですよ。でも、大山(悠輔選手)も2軍に落ちる、火曜日に村上で勝てない、そのときに佐藤をなぜ上げたのかって、わからないですよね。これは岡田監督の焦りだと思うんですよ。佐藤自身もああいう状態で上げられると、『何で僕は落ちたんだ』『何で上げられたんだ』と。このあたりをちゃんと首脳陣が話をしてゲームに使わないと。気持ちがモヤモヤした状態で佐藤が後半プレーするというのが一番マイナスだと思います。18日にゲームがありますけれども、その後2日空きますので、その間に佐藤とうまく首脳陣が話し合って、すっきりした気持ちで後半のレギュラーシーズンに向かってもらいたいという気持ちが強いですね」