「この機会にできる限りのことをしたい」1日で41匹の猫を手術

 島にある公営の施設に「仮設の手術室」がつくられ、野村さんは手術にとりかかります。1匹目はメスの猫。手際よく手術を進めていきます。

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 1匹あたりにかかる手術時間は、オスが約5分、メスが約20分。

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 さらに、野村さんは不妊去勢手術のほかにも、ある治療をしていました。

 (野村芽衣さん)「目の症状からすると、おそらく『ウイルス性の猫風邪症状』を発症していますので、それに対する目薬と眼軟膏、抗生物質の投与。この機会しか野良猫たちは医療を受ける機会がないので、この機会に分かったことは全部できる限りのことをさせていただきたいと思っています」

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 手術が終わった猫には、耳に“カット”を入れます。自然に帰った後も、「さくら耳」と言われるこの印が手術を終えた目印になるのです。

 この日は手術する猫の数が多いため、別の獣医も合流し、手分けして進めます。

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 手術の合間には、犬とともに野村さんのもとへ訪れる人の姿も。

 (野村芽衣さん)「心臓の音も肺の音も特に問題ありません」

 動物病院がない坊勢島。犬の診察対応もしながら、あわただしく午前中が終了しました。

 (野村芽衣さん)「お疲れ様です。午前は20匹(手術した)。また午後から頑張ります」

 午後も野村さんのもとには次々と猫が運び込まれ、ひたすら手術を続けます。

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 (野村芽衣さん)「爪の根元の部分にばい菌が入って、膨らんで穴があいて膿が出ています」

 健康状態の良くない猫も少なくなく、適切な処置を施します。この日の最後の手術も、集中を切らすことなく丁寧に行います。

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 この日、獣医2人で手術した猫は41匹。無事に終わり、野村さんも安堵の表情です。

 (野村芽衣さん)「ミスは許されないので、きちんと確認させてもらいながら。事故なく終わってよかったです」