急増する偽サイトの被害に対策は? 伊沢さん「前のめりになっているときは一回“立ち止まって”」
藤森祥平キャスター:
実際に偽ショッピングサイトに「なぜ別の会社の住所や電話番号を無断転載しているのか」とメールで問い合わせましたが、今のところ返事・回答はありません。
小川彩佳キャスター:
普段から偽サイトの危険性を伝えている専門家でも騙されてしまうくらい、どんどん巧妙化しているわけです。
トラウデン直美さん:
偽サイトだと分かる自信がないくらい、本当に巧妙化していると思います。
私は決まったサイトでしか買い物をしないので何となくわかりますが、賢くより良い条件で買い物しようと見比べている人ほど、騙されてしまうという状況になっているのではないでしょうか。
プロでも見分けられないということで限界はあると思いますので、こういうところにAIなどの技術力を生かしてほしいです。何件か通報があったり返金がされないというサイトが出てきたら、「こういう事例が出ています。大丈夫ですか」という表示をするだけでも、少しは防げると思います。
すべてを人がやるというのは追いつかないような気がするので、そういう部分をカバーできる技術はないのかなと感じてしまいます。

株式会社QuizKnock CEO 伊沢拓司さん:
イタチごっこですから、「もうこれなら大丈夫」と信じられるものはないですよね。
被害者になったときに加害者にならないよう、冷静さを持つということは気を付けたいです。誹謗中傷などは絶対にやめてほしいですね。
技術力も大事ですが、人間というのはちょっと焦ったときや欲が出たときが一番我を失うタイミングなので、「自分は大丈夫」と思っている人でも、前のめりになっている状況のときに、一回引き返すという心がけもすごく大事だと思います。気をつけていきたいです。

小川キャスター:
気軽さが魅力のネットショッピングですが、慎重であるということが必要になってきます。
詐欺の報告があるURLを教えてくれるサイトなどもあるということですから、活用していただければと思います。
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<プロフィール>
トラウデン直美さん
慶応大学法学部卒
環境問題やSDGsについて積極的に発信
伊沢拓司さん
株式会社QuizKnock CEO
東京大学経済学部卒 クイズプレーヤーとして活躍中