採用活動を強化し10年ぶりに新卒採用に成功


島原市で農水産物の缶詰等を製造する「太洋食品」では、国内で穫れたみかんの缶詰やジュースを加工しています。

今は、ゼリーに使うびわの加工で忙しい時期です。種を取り出し、皮をむくなど、ほぼ全ての工程が手作業です。

太洋食品 山下英剛 事業推進部長:
「従業員さんでも高齢化が極端に進んでおりますので、繁忙期には人が全然足りない状況ですね」

パート・アルバイトの半数以上が60歳を超え、正社員も平均年齢は40代後半です。派遣会社から人を確保して何とか乗り切ってます。スタッフの高齢化を打破しようと、数年前から若い人材の採用活動に力を入れ始め、今年、10年ぶりに新卒の採用に至りました。決め手となったのは《工場見学》で、地元高校を卒業した2人が入社しました。

新入社員 三浦征幸さん:
「自分が普段食べているものをどのように加工しているのかを知り、ここで働いてみたいと思い入社を決めました」

太洋食品 山下英剛 事業推進部長:
「まずは会社がどういった仕事をしているのかっていうのを皆さんに見ていただいて知ってもらうことが就職に繋がるのかなという風に思っております」