創業100年を超える老舗和菓子店も、ガチャに参加しています。
コモリ餅店でチケットと引き換えに出てきたのは、名物のみたらし団子が7本。
普通に買うよりお得で、大盤振る舞いです。
チケット1枚あたり500円を超える分は店の持ち出しになりますが、それでも参加するメリットがあるといいます。

コモリ餅店・島田昌明さん:
「結局ガチャは運なので(チケットが出た店に)たまたま行くという形になるから、知らないお客さんも来てくれる、そういうメリットがあって、すごく嬉しいです」
3月末にオープンしたばかりのスイーツ店「JULIAN(ジュリアン)」も「店や商品を知ってもらうきっかけに」と、初めて企画に参加しました。
この店で「ガチャ」のチケットと交換できるのは、5種類ほどあるクリームチーズサンドから一つと、3種類の生チョコレートサンドから一つです。
クリームチーズサンドは、クリームチーズにバター、フルーツなどを混ぜ込み、県内産の小麦を使ったクッキーで挟んだスイーツ。
生チョコサンドとともに「これまで須坂になかったものを」と開発したそうです。
JULIAN・伊藤佳奈さん:
「ちょっと奥まった場所にお店があるので、(ガチャをきっかけに)こんなお店があるんだと探して来てもらえれば嬉しく思います」
そして『すざ菓子ガチャ』には、大当たりもあります。
「JULIAN」では2つのお菓子に加えてカフェオレなどの飲み物がセットに。
「& chocolate」では、パフェがサイズアップ。
もし当たれば…ですが、500円でリッチなカフェタイムが楽しめそうです。
物価高で家庭の節約志向が強まる中、地域の商店を支援する役割も期待される『すざ菓子ガチャ』は、市内の4か所に8月20日まで設置されています。
信州の「ご当地ガチャ」は数々あれど、カプセルに入れる製品を手がける県内企業は実は少数。
製作の現場を訪ねました。