農家の夏場の収入につなげようと長崎県五島市で栽培が行われているかぼちゃ「くり大将」の収穫がこのほど始まりました。

栗のような味と高い糖度が特徴のかぼちゃ「くり大将」

五島市では農家の夏場の収入に繋げようと4年前からくり大将の栽培が行われています。

おととし栽培を始めた上崎山町の野崎文善さんのもとには嬉しい反響も──

農家 野崎文善さん:
「都会の人から“生まれて初めてこういうかぼちゃ食べた”っていう連絡まで来るんですよ」

くり大将は収穫後の磨きや箱詰め作業などを《出荷先の商社》が行うことから農家の省力化にもつながっています。

今年は先月の水不足などでサイズは小ぶりですが、作柄はまずまずだということです。

くり大将の栽培を促進する五島振興局職員:

「う~ん甘い」

「すごくホクホクして冷めても美味しい」

五島振興局によりますと、今年は22戸の農家がくり大将を栽培し、去年より100トンほど多い253トンの収穫を見込んでいるということです。