参議院議員、衆議院議員を務めた松岡満寿男さんが亡くなりました。

89歳でした。



「『おぼろ月、平成の世は終わりゆく』…(平成の政治は)おぼろ月だったような気がする」

2019年、平成が終わる直前。松岡さんは平成の政治を「結果が出なかった」として「おぼろ月」と表現しました。

1993年の政権交代では、当時の細川総理の側近で新党ブームに深く関わりました。

関係者によると、松岡さんはおととい、光市内の病院で亡くなりました。

89歳でした。

光市長を務めたあと、1983年(昭和58年)の参院選に自民党から立候補し当選。

平成元年、1989年の参院選では、反消費税の風の前に落選しますが、1993年(平成5年)の衆院選では無所属で当選し、日本新党の代表幹事を務めました。

96年の選挙で落選、98年の参院選で国政に復帰と波乱の政治家人生を歩みました。

2004年に政界から身を引きふるさとの光市で過ごしていました。

葬儀・告別式は未定だということです。

令和を迎える直前、新しい時代の政治にこう望んでいました。

松岡満寿男さん「子や孫の世代は世界に出て行かないと生き残れんでしょうね。無駄な、鉄砲撃つようなことをせんでですね、それを願いたいですね」