受け入れ拒否の現状と私たちにできること

喜入友浩キャスター:
今もなお続く、盲導犬の入店拒否です。日本盲導犬協会によりますと、2023年、盲導犬の受け入れ拒否にあった割合は44%だったといいます。小暮さんも今年に入ってバスに乗ろうとしたら、乗車のタイミングでドアを閉められてしまったそうです。

2002年に施行された「身体障害者補助犬法」では、「飲食店や交通機関 病院などは補助犬の受け入れを拒否してはいけない」とあるにも関わらず、現状では認知がまだまだ進んでいないようです。
上村彩子キャスター:
盲導犬がどのような訓練を受けて、どういったことができるのか、そして私たちは何ができるのか。知識を身につけておくと、いざというときにスムーズに対応できるかもしれません。

喜入キャスター:
コニーはお店に入る前に用を足すようにしてます。お店に入れば、トイレに行くこともありませんし、騒ぐこともしません。じっと落ち着いて迷惑をかけることはありません。
どうしたら理解してくれるのか、小暮さんに聞いたところ、バスで乗車拒否されそうになったとき、乗客の方が運転手さんに『盲導犬ですよ。ドアを開けてください』と声をかけてくれたそうです。
盲導犬への理解が一気に広がることは難しいかもしれません。しかし、盲導犬がいる空間に、理解をしてくれる方が1人でもいれば救われると小暮さんはおっしゃっていました。
上村キャスター:
そのような方がもっと増えていくといいですね。コニーは引退後、どのように暮らすのでしょうか。
喜入キャスター:
ボランティアに引き取られて、ゆっくりと余生を過ごすそうです。そして小暮さんは新しい盲導犬を受け入れるそうです。