かつては磁石のような力を持っていた中国だが、今は吸引力が無くって去ることもある
生活・経済共同体として中国とも上手に付き合っていくべきは、日本も同じだ。
李強首相は「中国の大市場は常に開かれている」と言っていた。しかし、今の中国経済は李強首相が謳うほどのものではないと話すのは元駐中国大使の宮本雄二氏だ。

元駐中国大使 宮本雄二氏
「こないだまで中国は『我が国には巨大な国内市場がある。この国内市場を無視して外国企業は生き延びられるだろうか。だから外国企業は中国にとどまるはずである』って言ってたんですよ。中国はこの国内市場をもってすれば外国はすり寄ってくるっていう前提で経済関係を考えていた。でも今そうじゃないでしょ。(中略)かつては磁石のように外国企業を引き付ける力を持っていた。でも実際はそんなに吸引力は無くって、場合によっては去ることもあるんだって中国は知って、今必死になって外資に再投資、新たな投資をってやってますよ」
経済面で下降の一途を辿る中国だが、軍事面に目を向けると、習近平氏が驚くような人事を行っていた…。