議員10人で構成するプロジェクトチーム

海外視察のあり方を検討するために設置された福岡県議会のプロジェクトチームは、議員10人で構成されている。

4日の初会合では、報道陣に議論の様子が公開され、海外視察の公表の方法や費用の上限などについて意見が交わされた。

2回目は「非公開」 なぜ?

どのような見直しが行われるのか注目されるプロジェクトチームだが、今回、7日に2回目の会議を開くことを知らせる通知文にあったのは「非公開」の文字。

プロジェクトチームの設置要領では「会議はできる限り公開するものとする」としているにも関わらず、なぜ非公開にするのか驚いた。

調整をしている県議会事務局に問い合わせると、「報道陣がいると自由闊達な議論ができなくなるから」だという。

「1回目の会合は公開されていたし、そもそも海外視察の透明性を高めるために議論しているのになぜ非公開なのか?」

しかし、この質問に対する明確な回答はなく、事務局は「会合が終わったあとには会議で話し合われた内容については取材に応じる」と説明するにとどまった。

「会合が終わったら取材に応じる」はずが・・・

そして7日午後3時すぎから非公開の会議が始まり、約50分で終了。部屋から出てきた座長の野原隆士県議に報道陣が会議の内容について質問したが、「後でコメントを出す」と言い残し、記者たちの前から足早に立ち去っていた。

足早に立ち去った県議

事前に聞いていたものと全く違う対応に私は唖然としたが、私だけでなく周りにいた記者たちも同じような様子だった。

そこで部屋の中で会議の内容を聞いていた議会事務局の職員に話を聞くも「後ほど座長名でコメントを出すのでそれ以外は何も話せない」と取材に応じなかった。