東京・町田市で買い物帰りの70代の女性が刺され死亡した事件で、女性の娘が取材に応じ、「どうして母だったのだろう」と涙ながらに思いを語りました。

町田市の秋江千津子さん（76）はおととい夜、買い物帰りにマンションの外階段で自称・派遣社員の桑野浩太容疑者（40）に包丁で刺されて死亡しました。

取り調べに対し、桑野容疑者は「襲いやすそうな人を探して目的もなく歩いていた。両手が塞がっていたので、抵抗されなさそうだと思った」と供述しているということですが、昨夜、秋江さんの娘が涙ながらに思いを語りました。

秋江千津子さんの娘
「どうしてうちの母だったんだろうと。2人でいれば襲われなかったのかなとか、（桑野容疑者が）向かってくると思って部屋に入っちゃったんですけど、もしそこで犯人と格闘していたら、（母が）刺される数が減ったのかな、助かったのかなと。（犯人には）きちんと罪を償ってほしい」

警視庁は動機などをさらに追及する方針です。