札幌の保育園が相次いで休園した問題です。運営会社は、助成金を過大申請した疑惑も持たれています。HBCが3月から継続的に取材し、放送してきた札幌市の保育園運営会社「中和興産」をめぐる問題。

保育士不足や、助成金の過大申請の疑惑が持ち上がる中、6月に入り、この会社が運営する5つの保育園が突然、休園しました。

子どもを預けていた保護者
「園からは一切補償とかそういうのもなく」

働いていた保育士
「(子どもに)申し訳ないですし、もっと早い段階でわかっていれば、子どもたちも保護者も路頭に迷わなかった」

転園を余儀なくされ、行き場を失った70人以上の園児たち。いま保育の現場で何が起きているのか、もうひとホリします。

石黒拓海記者
「多くの子どもが通うこちらの認可保育園、今週から突然閉園しました。中は暗く、子ども達の物が残されたままになっています」

札幌市西区の「ちゅうわ発寒保育園」です。38人の園児が通っていましたが、今週3日から突然、休園となりました。

ほかにも認可保育園と認可外保育園のあわせて、5つの保育園が休園。これらはすべて札幌の「中和興産」が運営しています。

子どもを預けていた保護者たちは、突然の休園に戸惑いを隠せません。