12日夜、北海道の新千歳空港でプライベートジェット機が滑走路を逸脱して停止した事故について、国土交通省は重大インシデントにあたるとして、13日にも事故調査官を現地に派遣すると発表しました。
国交省によりますと、滑走路を逸脱したのは、シンガポールのチャンギ空港を出発し、インドネシアのシドアルジョ空港を経由して新千歳空港に着陸したプライベートジェット機です。
12日午後6時半ごろ、着陸した際、滑走路をオーバーランして草地に停止し、自走できなくなりました。
機体には、幼児を含む乗客5人と乗員3人が乗っていましたが、全員にけがはありません。
また機体に損傷があるかどうか明らかになっていませんが、機体は着陸から約9時間後の13日午前3時過ぎに、けん引されて移動しました。
この事故では、2本ある滑走路のうち1本が閉鎖されました。
国土交通省は、重大インシデントにあたるとして、早ければ13日午後にも事故調査官を新千歳空港に派遣し、事故の詳しい調査をするとしています。
また11日午後、札幌市の丘珠空港から秋田空港に飛行中だった北海道エアシステムの航空機が、右側のエンジンが停止し函館空港に緊急着陸したトラブルについても、国土交通省は重大インシデントにあたると発表しました。
14日以降、函館空港に事故調査官が入り、当時の状況を調べるということです。














