山本さんが気仙沼に移住した理由

大阪出身の山本さんは、7年前に妻・朋子さんの実家がある仙台に移住。その後、港町を描きたいと去年5月に気仙沼に移り住みました。海のそばで四季の移ろいを感じながら表現しつづけた1年間でした。

山本重也さん:
「1周回ったなっていう安堵感って感じですね。僕の中では1月1日から12月31日まで、1点1点に日にちが付いているんですね。それが一つの作品だっていう捉え方をしているので」

心に残った風景を一日一枚描く「日常茶飯絵」を日課にして20年あまりが経ちました。初冬のある日。

海面から霧が立ち上る幻想的な光景が優しいタッチで描かれています。

山本重也さん:
「高台の海が見える部屋の意味っていうのは、気嵐をこの部屋から確認したいからだったんですよね。初冬に発生してたんですが、よく朝見にいってましたね」

見晴らしの良いパノラマビューの部屋をアトリエに構えた目的の1つが、気嵐だったという山本さん。気仙沼の初冬の風物詩「気嵐」を初めて目にしたときの心境を振り返ります。

山本重也さん:
「有名な芸能人に会ったみたいな、これが気嵐の本物か~。やっとみられたという感動がありましたね」

こちらは、初カツオの水揚げで活気づく港の様子を描いた1枚です。

山本重也さん:
「船がついて水揚げが始まるってときに、ちょうど太陽が出てきて日が差して、光に照らされながら水揚げの作業が始まるっていう、色彩的にもドラマチックな水揚げでした。人の数からしてもとっても活気があってみてて楽しくなるような」