5月31日の叡王戦第4局で「カド番」をしのぎ、八冠防衛に望みをつないだ藤井聡太八冠(21)。
6月6日は別のタイトル「棋聖戦」に、史上最年少の「永世称号」をかけて臨んでいます。

藤井聡太八冠が5連覇をかけて臨む「棋聖戦五番勝負」。
第1局は、千葉県木更津市で6月6日午前9時に始まりました。
(立会人)
「定刻になりました。挑戦者、山崎八段の先手番で始めてください」

藤井八冠に挑む山崎隆之八段(43)は、タイトル戦は15年ぶり2度目の出場。
対局開始を告げられても、すぐには指さず鋭い視線を何度か藤井八冠の方へ。
気合あふれる開幕です。

一方、藤井八冠はお茶を一口含んでから指し、いつも通りの様子。
しかし「棋聖」4連覇中の藤井八冠にとって、今回は自身初めて、そして史上最年少での「永世称号」をかけて臨む大勝負です。

「棋聖」は、4年前に藤井八冠が初めて獲得したタイトル。
5回獲得すると「永世棋聖」の資格を得られます。
「永世称号」は基本的には引退後に名乗るもので、タイトルを何度も獲得するなど厳しい条件をクリアした棋士だけに与えられる特別な肩書き。

藤井八冠は前夜祭で…
(藤井聡太八冠 5日)
「私にとっては、未知の局面における判断力や対応力が問われるシリーズになると思う。一局を通して集中して皆さまに楽しんでいただけるような熱戦にしたい」

一方、初めてのタイトル獲得を狙う山崎八段は。
(山崎隆之八段 5日)
「挑戦者になってしまった棋士の山崎隆之と申します。八冠に挑戦できるというのは棋士としてうれしいこと。もし私が少しでも食い付いてチャンスがあればほかの棋士の希望にもなりますので、この五番勝負、ぜひ頑張って戦い抜きたい」


先に3勝した方がタイトルを獲得する棋聖戦。
重要な開幕戦で藤井八冠が選んだ勝負めしは穴子丼でした。
また、おやつは「黒胡麻のブラマンジェ」を選びました。

藤井八冠は5月31日、負けたらタイトル独占が崩れる叡王戦第4局に勝ち「八冠防衛」の望みをつないでいます。
重みを増した「ダブルタイトル戦」に突入する中、史上最年少の「永世称号」へ白星スタートを飾るか。
棋聖戦第1局は、6日夜には決着する見込みです。














