“子ども”の約8割がムダ毛を「気にしている」

小笠原亘キャスター:
取材した東京・中央区の脱毛サロンでは3歳から脱毛が可能だということで、4歳からサロンに通っているみりちゃん(5)に取材をしました。

なぜ脱毛なのか、母親に聞いてみると、「保育園から帰った娘が、『これ、使いたい』とパパの髭剃り用のカミソリを持ち出した」そうです。どうしたのか話を聞いてみると、「お友達に『なんでそんなに毛があるの?』と言われた」と話したそうです。

お母さんは子どもの脱毛ができる場所を探して、「こういうのあるけど、どうする?行く?」と提案してみると、みりちゃんは「行く行く」と返答したそうです。

ベネッセ教育情報の「小・中・高校生の保護者対象アンケート」によると、「お子さんはムダ毛を気にしていますか?」という問いに、「気にしている」が77.3%、「気にしていない」が20.5%となっていて、約8割がムダ毛を気にしているということです。

小学校1年生の子の保護者の57%、小学校3年生の子の保護者の77%が、「気にしている」と答えたということです。口周り・髭、手足・ワキ、眉間の産毛などが気になっているようです。

小2の保護者は「最近気になり始めたようで、『剃りたい』と言い出しました」、別の小2の保護者は「クラスメイトに腕のムダ毛をからかわれ、『学校に行きたくない』と言い出しました」としています。大人が思ってる以上に子どもたちはムダ毛を気にしているようです。

井上貴博キャスター:
脱毛することでお子さんが前向きになれるということであれば良いと思いますが、なぜ体毛が生えるのかという基礎知識を教えてあげる必要もあるように感じますし、体毛が悪いものという印象になってしまうと、いじめのにも繋がりかねないようにも思います。

萩谷麻衣子弁護士:
小さい子はいじめという意識がないまま言ってしまって、(相手が)傷つくというところもあるのではないでしょうか。

私もすごく共感できます。小学校の高学年のころ、すごく色白できれいな女の子が転校してきて、「うわー」と、私は自分が嫌になってしまった記憶があります。ただ、大人になるとそんなに気にならなくなったりするようにも思います。

ホラン千秋キャスター:
大人になると多くの人が脱毛をすると思うので、「大人になるまで待たなくてもよかったな」と自分のことを振り返って個人的に思ったりしますが、やはり3歳、4歳から本人が気にしているという事実には結構、驚きました。