新潟県佐渡市で撮影された映画「わたくしどもは。」の全国公開を記念し東京の映画館で1日、ダブル主演の⼩松菜奈さん、松⽥⿓平さんが舞台挨拶を行い、佐渡の印象や思い出を語りました。

富名哲也監督

富名哲也監督による映画「わたくしどもは。」は、佐渡島を舞台に現世と来世の狭間で再び出会う男女の行方を描いた作品です。⼩松菜奈さん、松⽥⿓平さんがダブル主演を務めたほか、大竹しのぶさんや内田也哉子さんらが出演しており、RADWIMPSの野田洋次郎さんが劇中音楽を手掛けるなど話題を集めており、5月31日から全国の映画館で順次公開中です。

1日は新宿シネマカリテ シアター1で小松さん、松田さん、富名監督が舞台挨拶に立ちました。

この中で、佐渡の印象を聞かれた松田さんは「海や山があって昼は気持ちが良く、夜はムーディーでエキゾチックな雰囲気。この映画にピッタリ。皆さんにウェルカムにしてもらい、とても良い所」とすっかりお気に入りといった様子でした。

また、松田さんは「大竹さんとプライベートで佐渡のたらい舟に二人で乗って大海原に出ました。僕が途中で漕ぐのに疲れたら、しのぶさんが漕いでくれた。僕なんて漕ぎ方が硬くてヘッピリ腰だったので凄いなぁと後ろから見ていました」と思い出し笑いの場面もみられました。

一方、小松さんは「佐渡に行ったら佐渡金山に絶対に行ってほしい。やはり生の金山は圧巻」と語った上で「佐渡について興味をもって調べていた矢先に、このお話をいただいて運命的なものを感じました。呼ばれているのかという思いになって、ファンタジーではあるけれどどこか他人事には思えない不思議な映画で、何度も見てもらえたら嬉しいです」と呼び掛けていました。

また、富名監督は佐渡の魅力について「自然が美しく食べ物も美味しい。建物も昔のまま残っているものも多く、まるで時代がタイムスリップしたかのよう。2年前に撮影し、このように上映がスタートして嬉しいです」と感謝の気持ちを伝えていました。

映画「わたくしどもは。」は県内では新潟市、長岡市、佐渡市の5か所で公開中です。また、6月8日には富名監督とプロデューサーの畠中美奈さんがT・ジョイ新潟万代の午前11時の上映回で舞台挨拶に登壇予定です。