
(堀内大輝アナウンサー)
今回の裁判のポイントは次の通りです。
【裁判のポイント「母・浩子被告の行動」】
▼瑠奈被告が切断した頭部を自宅に隠したことを認識。
→保管を容認する発言していない~「死体遺棄ほう助」無罪主張
▼瑠奈被告からビデオ撮影依頼された。
→頭部損壊する計画の認識なし~「死体損壊ほう助」無罪主張
(堀内大輝アナウンサー)
浩子被告は裁判の冒頭で、田村瑠奈被告が、自宅で頭部を保管したことを認識しながら生活していたこと、また、瑠奈被告にビデオ撮影を依頼されたことは認めています。
その一方で、警察に通報したり、瑠奈被告を咎めたりしていませんが、「保管を容認する発言もしていない」「ビデオ撮影をしながら頭部を損壊する計画は認識していなかった」といったように“死体遺棄・死体損壊”のどちらについても「ほう助=手助け」はしていないとして、無罪を主張しました。
(堀啓知キャスター)
元裁判官で弁護士の内田健太さんに話を伺います。「ほう助」の立証は、印象として難しいのでしょうか?
内田健太弁護士(元裁判官)
“ほう助”とは、他の人の犯罪を補助的に手助けすることだが、今回の事件は、心理的な面で母親の浩子被告の行為が瑠奈被告の犯行を促進したとみれば、ほう助が成立する可能性はある。
(堀啓知キャスター)
その「ほう助」の立証について、内田さんは、検察側の主張をどうご覧になりましたか?
内田健太弁護士(元裁判官)
率直に言うともう少し、検察の考えを知りたかったという感想。どういうことをもって容認と認められると思っているか、容認と主張するにはどれだけ具体的なものがあるのか、もう少し知りたかったと思う。
注目の記事
「野球のために始めてみたら…」体重の2倍以上165キロ持ち上げ 島の高校生がパワーリフティング日本一

「なぜ裸?」子どもの質問に小島よしおは…1歳児の子育てに奮闘しながら実践「妻と熱量を同じに」月イチで夫婦は…トークショーで明かした“小島流子育て論”の正体

当時24歳・雑誌記者の辻出紀子さん行方不明から27年… 両親らが情報提供呼びかけ 警察官のべ3万9000人以上が捜査にあたるも有力情報は得られず 三重・伊勢市

「月に一晩ぐっすり眠る時間がほしい」24時間ケアを続ける医療的ケア児の家族 病床削減問題が照らした数字では見えない親の声

「2歳の頃はママ・パパと呼んでくれていたのに」 主に女の子に発症する難病“レット症候群” 今は会話も食事も難しく… 根本的治療法がない先天性の神経疾患

愛するちいちゃんは見知らぬ男性に突然命を奪われた SNSで知り合った男に娘を殺された父親の22年間の苦悩と命の教え【前編】









