女子ウエイトリフティング界の新星として期待されている宮城県農業高校の佐藤和花選手が5月、ペルーで開催された世界ユース選手権に日本代表として出場しました。初めての世界への挑戦、その結果は・・・。
女子ウエイトリフティング界で急成長を遂げている日本代表の宮城農業2年・佐藤和花選手。

世界選手権を前に臨んだ県大会では優勝したものの、自身の課題についてこう話していました。

宮城農業2年 佐藤和花選手:
「重くはなかったが、脚が動いてなかったらしくダメだなみたいな。やっぱり1本目をとらないと順位争いもできないので」
和花選手は、現地時間の5月23日、ペルーの首都リマ市で開催された世界ユース選手権に臨みました。出場した55キロ級には国の内外から17人がエントリー。課題としていたスナッチの1回目は・・・、成功しました。

そして、得意とするクリーン&ジャークの1回目、100キロの大台も見事成功。トータルで1位に立ちます。

しかしその後、別の選手が103キロに成功したため、逆転優勝するために105キロに挑戦。その結果は・・・。

2回目、惜しくも成功とはなりませんでしたが、初めて挑んだ世界の大舞台で見事、銀メダルに輝きました。

1位の選手との差は4キロとわずか。14時間の時差や普段と同じ食事ができないなどいつも違う環境下でしたが、世界ユース選手権に出場した日本選手団5人のなかで唯一のメダル獲得となりました。
6月21日からは高校の東北大会も始まるということで、高校新記録にも期待です。