5~6回使用すると捨てられていた“つくだ煮の煮汁”…もったいない!

提供しているのは、ちりめんじゃこやあさりなどのつくだ煮を、150年作り続けている老舗の「濱金(はまきん)商店」(愛知県豊橋市)。
その老舗が、つくだ煮の味を決める大切な煮汁を、みたらし団子用に提供することになった背景には、ある理由が。
(濱金商店 髙坂悠太代表取締役)
「つくだ煮の煮汁は使い回しをしているとうま味が凝縮されるが、途中で廃棄しないといけない」

つくだ煮の煮汁は、継ぎ足して使うことでうま味が増し、深みのある味わいが出るといいます。
しかし、5回から6回ほど繰り返し煮込むと、とろみが強くなり、つくだ煮に味が染み込まなくなってしまうため、泣く泣く捨てていたそう。

(濱金商店 髙坂悠太代表取締役)
「うま味の効いた調味液(煮汁)を捨ててしまうのはもったいないですし、さらに価値のあるものに変えていけたらいい」
そこで、廃棄していた煮汁を何とか活用できないかと地元の信用金庫に相談したところ、お亀堂を紹介され、昆布のつくだ煮の煮汁を使った商品開発にこぎつけたのです。
(お亀堂 森貴比古代表取締役)
「和菓子とつくだ煮というイメージが結びつかなかったので、できるかどうかとても不安だったが、もったいないという思いがあり、廃棄がなくなればいいと」


昆布のうま味を生かしつつ、独特の生臭さがでないように何十回も改良を重ねて誕生したこのみたらし団子。
通常1本150円で販売されていますが、より多くの人に食べてもらいたいと、直営店では6月末まで1本120円で販売しています。
和菓子を買いに来たお客さんにも試食してもらうと。
(女性客)
「甘すぎないところがいい」
(男性客)
「(煮汁が入っているから)甘みよりも醤油が強い感じがする」

廃棄されるものを生かす、この取り組み。
“もったいない”という思いが、新たな価値を生み出すきっかけになっています。














