JR東日本はさきほどの会見で、早ければ今年の秋にも値上げの申請を行う考えを示しました。実際の値上げは来年度以降になる見通しです。

JR東日本 喜勢陽一 社長
「運賃値上げが可能であるということであれば、秋口には申請をして」

JR東日本の喜勢陽一社長は、国土交通省が来月公表する予定の鉄道の設備維持などにかかる基準コストを踏まえ、値上げの余地があれば、今年の秋にも値上げの申請を行う考えを示しました。

仮に許可が出た場合でも、システムの改修があるため、実際の値上げは来年度以降になる見通しです。

喜勢社長は「消費税の転嫁をした以外は、運賃をずっと据え置いてきた」とした上で、「人口が減っていく中でも、鉄道事業を持続的に運営し、安全対策を進めるためだ」と、利用者に理解を求めました。