今でも使われる“必殺技”を生み出した松平ジャパン
そんな松平ジャパンには、金メダル獲得のため新たな必殺技が数多く生まれました。代表的なのが、「フライングレシーブ」「一人時間差攻撃」「天井サーブ」の3つ。
▼ボールに飛び込んでレシーブをする「フライングレシーブ」

アクロバティックな練習“松平サーカス”によって実現したこの必殺技は、現代のバレーでも必須のプレーに。
▼相手を惑わすスパイク「一人時間差」

ジャンプすると見せかけて飛ばずに、タイミングをずらしてスパイクを打つ。ブロッカーもまんまと騙される必殺技。
▼仰天の「天井サーブ」

ボールを天井近くまで高くあげるこのサーブは、1990年代まで一世を風靡するほどの必殺技に。
そして、松平監督就任から7年後、1972年のミュンヘン五輪を迎えます。
金メダルをかけた集大成の舞台では、フライングレシーブで執念のボールつなぎ。そこに必殺技の数々がさく裂し、見事金メダルを獲得!
この時、松平監督は「8年間自分たちのためにやってきたことが、皆さんと一緒に喜んでもらえる男子バレーになった。それが本当に嬉しい」