静岡地区の在来線で18年ぶりの新型車両、JR東海「315系」通勤型電車が6月1日、営業運転を始めました。初運用は、東海道線上り普通列車・熱海行きで静岡駅を午後1時2分に出発しました。

315系は、名古屋地区で2年前にデビューした新型車両で、今回、静岡にもやって来ました。

静岡地区で運用される315系(U編成)は4両で、当初は原則として313系(2両)を併結して走ります。一番列車には、U1編成が使用され、6月1日は特別に単独の4両編成で運用されました。

初日は特別な出発式などは行われず、事前の告知もありませんでしたが、静岡駅のホームには熱心なファンが駆けつけました。

一番列車の運行開始にあたり、JR東海は「静岡地区の皆様に新型車両『315系』をご利用いただけることをうれしく感じています。最新技術の導入により、安全性・安定性のさらなる向上、環境負荷の低減を実現するとともに、お客様が安心して、快適にご利用いただける車両となっています。地域の皆様に長く愛される車両になればと思います」とコメントしています。

315系は、安全・安定性や快適性を向上し、環境負荷を減らし、車内のセキュリティーが強化された車両です。JR東海は「優しく安心感のある快適な移動空間」をコンセプトとしています。