連日のように長期金利が上昇する中、先ほど大手銀行は来月からの住宅ローン金利を発表し、「固定型」の金利を一斉に引き上げました。
都内の住宅メーカーのショールーム。心躍るマイホーム選び。ただ、気がかりは買うのにあたって組む住宅ローン金利の動向です。
「ちょっと不安。(金利が)上がるのではという不安」
聞こえてくるのは住宅ローン金利が上がることへの心配です。
住宅ローン金利は、▼一定期間金利が変わらない「固定型」と、▼半年ごとに金利が見直され、「固定型」に比べ金利が低い「変動型」から選べます。
このうち長期金利が連日1%を超える高い水準まで上昇していることを受け、先ほど大手銀行は2か月連続となる「固定型」の引き上げを発表。来月から軒並み上がります。
こうしたこともあって、こちらの住宅メーカーでは今、およそ9割の人が「変動型」を選んでいます。
「いま、変動で安く借りた方が総支払額は安くなる見込みで変動にした」
「固定(金利)の選択肢はなかった。金利の安い方を選んだ」
今後、住宅ローン金利はどのように変わっていくのでしょうか。
日銀のマイナス金利解除で始まった金利のある世界。「固定型」の金利は徐々に上がり始めています。ただ、多くの人が選んでいる「変動型」の金利も今後、上がっていくかもしれません。そのカギを握るのが日本銀行の判断です。
円相場はきょうも1ドル=157円をつけ、円安とそれによる物価高が家計を圧迫する状況が長く続いています。
円安の最大の要因は日米の金利差。市場では円安を食い止めるため、日銀が追加の利上げなど「金融政策の正常化を早めるのではないか」という観測が出ています。今後、追加の利上げ、つまり短期金利の引き上げを決めた場合、「変動型」金利の上昇につながり、返済額が増える可能性があります。
ニッセイ基礎研究所の試算では、もし4000万円の住宅ローンを借り、金利が0.1%上がれば、月々の返済額は1700円増え、総額で70万円ほど増える計算です。
ニッセイ基礎研究所 福本勇樹 金融調査室長
「年内に1回ないしは2回くらいの(日銀の)利上げがあってもおかしくない感じで金融市場は動いている」
「(変動金利は)正直、上げてほしくない」
「金利が上がったら支出の見直しも考えていかなきゃ」
「円安」を止めるために金利を引き上げれば、住宅ローンの返済額が増えるなど、新たな負担が生じるだけに、日銀の判断が家計の未来を左右することになります。
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