「グラングリーン大阪」いわゆるうめきたエリアが先行オープンまであと100日となり、5月29日にはその一部が公開されました。実はここだけではなく、知らぬうちに大阪がどんどん進化しているようです。大阪各地の再開発のワクワクする話、今なぜ大阪の再開発が進むの?、大阪の街づくりの最新情報をまとめました。

まずこれまでの約20年間を振り返ります。いわゆるGDPの都道府県割合を見てみると、東京一極集中と言われています。近畿2府4県が占める割合は前回万博の1970年ころには20%ほどありました。関東は40%近くでした。しかしこの数字は下がり続け、2000年以降の近畿2府4県の割合は15%程度で横ばいの状況です。2000年以降はグローバル化がインターネット普及などとあわせて進み、そこで海外から日本進出の際に選ばれるのが、大企業の本社や官公庁がある東京で、大阪はなかなか元気がないと言われ続けてきました。
大阪・再開発が進む主な6エリア

しかし、そんな中でも、街づくりは進んでいます。大阪府・市が定義する再開発は大きく6エリアに分けられています。▼大阪・新大阪▼中之島▼御堂筋▼なんば・天王寺・あべの▼大阪城周辺エリア▼夢洲・咲洲。
大阪駅前の5月29日に先行オープンの100日前となったのがうめきた・グラングリーン大阪。広さ約9万1000平方メートルのエリアのうちの半分近く4万平方メートルほどが『緑』です。320種類ものいろいろな緑を植えて、整備された緑地ではなく、森のようにしようとして、持続可能なかたちを目指していくということです。
次に『御堂筋』です。まず側道がすでに変わってきています。以前は側道がありましたが、そこが今は閉鎖されて工事が進んでいます。最終的には中央の車線も車が通らなくなる予定です。
続いて医療や文化の拠点としての『中之島』。未来医療国際拠点・中之島クロスが6月29日にグランドオープンです。iPS細胞などの再生医療の産業化を目指す産・学・医連携の拠点で、医療機関と大学、ベンチャー企業など、官民一体となって進むことを目指しています。
教育・文化の拠点とされるのが『森ノ宮』。環状線の東側エリアは、ゴミ処理場や、検車場という電車の検査をするような場所があり、広い区画があったけれども開発はされていませんでした。そこが変わりつつあります。まず大阪公立大学の新キャンパス。それに合わせて目の前に大阪メトロ森ノ宮新駅ができます。さらに大阪城の南側でも難波宮跡公園再開発が進みます。さらに周辺では、5月1日開業のダブルツリーbyヒルトン大阪城や、来年春開業のパティーナ大阪といったホテルも。
そして『なんば・天王寺・あべの』。南海なんば駅前が車が通行できなくなり広場化されました。南側の玄関口としてどう開発していくかというこのエリアですが、日本総研・関西経済研究センター所長の藤山光雄さんによりますと、「大阪の雑多さ、良い意味での雑然さ、これを残しながら再開発することが課題」だということです。














