唯一のデメリット?「慣れている人が少ない」
▽沖縄都市モノレール営業部 石井正さん
「利用客が、ICカードのように反応が早くないのではと思って、立ち止まってしまいます」
普段あまりモノレールを利用しない記者も試しに使ってみたが、確かに、QRコードをしっかり認識してもらおうと思うと、やや緊張して一瞬立ち止まってしまう。
また改札を眺めていると、QRコード方式だが「紙の切符」なので、無意識に差し込み口を探して右往左往する人も多かった。こうした点があるためか、JR関係者も何度もゆいレールの視察に訪れていたという。
初めてQRコード方式を使ったという中高年の旅行グループ7人に話を聞いてみた。
▽QRコード方式を初めて利用した女性
「戸惑いました」
「使い方を言われたらすぐ分かった」
「当てたつもりだけど反応しなくて、何回かやり直した」
窓口業務にあたる職員も、QRコードに関する案内業務のウエイトが大きいそうで、伝え方を工夫していた。
▽構内アナウンス
「QRコードは青いところにタッチをお願いします。スーパーのセルフレジのようにバーコードをスキャンしてください」
▽構内アナウンスした職員
「不慣れな方が多いので、窓口に案内することもあります。まだ時間がかかるかなと」
しかし話を聞いた旅行グループも戸惑っていたのは最初だけ。他の利用客も、便利になるのではと話してくれた。
ー今後全国に広がっていくそうだが?
「大丈夫。QRコード自体は普段から使っているので」