空気を吐き出すことと声を出すことって実は同じこと

早坂先生:そうですね。こうだいくんはお風呂が好きなのかな?

―うん、好きです。

早坂先生:それで、お風呂に入った瞬間に「ああー」ってなるってこと?

―はい、そうです。

早坂先生:そうですよね。実はお風呂に入るときって、気がつかないかもしれないけども、体がお湯に押さえられているっていうのはわかるかな?

―わかりませんね。

早坂先生:あははは、いや、そうですよね(笑)。

向井おにいさん:確かにその感覚はぼくもちょっとわからないですね。

早坂先生:なかなか普通は意識しないとわからないんですけども、実は、お風呂に入るとおなかのまわりがお湯にギュッと押されて縮んでいるんですね。

―あ、なるほど。

早坂先生:そうなんです。そうすると、どうしても自然に肺から息がふっと出てくるわけですよね。口を通って出てくる。そのときに、さっきお話ししたみたいに空気を吐き出すことと声を出すことって実は同じことなんですよね。

なので、同じように声が出てしまうということです。こうだいくん、熱いお風呂に入ることはあるかな?

―あります。

早坂先生:熱いお風呂に入ると、声はどう?

―・・・アチッ!

早坂先生:アチッてなるか(笑)。熱いお風呂に入ると余計に声が出る人もいるんですけど、その場合は水圧もあるんだけども、熱いお風呂に入ると体がびっくりして、緊張して、筋肉がギュッと縮んで余計に「ああー」っていう声が出る人もいるということです。

向井おにいさん:こうだいくん、どうですか。お茶飲んだときに出る「ああー」とお風呂に入ったときに出る「ああー」がなんで出るのかっていう理由、わかりました?

―わかりました。

向井おにいさん:こうだいくん、ありがとうございました。

―さようならー。

向井おにいさん:こうだいくんの「ああー」と「アチッ!」がかわいかったですねえ。

早坂先生:そうですね、かわいかったですね。目に浮かぶようですよね。

==========

<回答者プロフィール>


早坂信哉さん。東京都市大学教授で、医師、温泉療法専門医。お風呂や温泉と健康について長年、研究しています。「おうち時間を快適に過ごす 入浴は究極の疲労回復術 」(山と渓谷社)、「最高の入浴法 お風呂研究20年、3万人を調査した医師が考案」(大和書房)などの著書があります。