自民党が公明党を焦らす? 修正案“施行後3年で見直し”の背景に
小川彩佳キャスター:
政治とカネを巡って、公明党は自民党に対して厳しい姿勢を示し続けてきましたが、ここに来て動きが出てきました。
宮本晴代 記者:
最初は厳しかったのに、いわば肩透かしを食らったような印象ですよね。

藤森祥平キャスター:
政治資金規正法の改正などのポイントは、大きく分けて2点あります。
1つ目は、パーティー券購入者の公開基準で、現在の基準は20万円を超える額ですが、自民党は10万円を超える額を提案、公明党はより透明性を高めようと5万円を超える額まで引き下げを提案しています。
28日の衆院政治改革特別委で自民党が推薦した参考人は…
東京大学 谷口将紀 教授
「5万円超に引き下げる案は合理性を有する」

ところが、29日に提示される自民党の修正案では、10万円を超える額は同じです。ただ、法律施行してから3年後に改正法を見直す規定を盛り込んできました。
小川キャスター:
10万円であっても、5万円であっても、国民としては「そこなんですか」という感覚ですよね。
自民党は10万円超を維持し、3年後に法改正を見直すという案ですが、宮本さんはどうご覧になりますか。

宮本晴代 記者:
3年後の見直しと言っても、一言で言うと問題の先送りでしかないんです。
背景について、公明党はもともとパーティー券購入者の公開基準を5万円超と、かなり頑なでした。
ただ、自民党にとって、公明党は25年間連立を組んできたパートナーです。ここで利用したのは、日本維新の会という“パートナーを組むこともできる相手”です。
自民党としては「いや、私たちには維新さんがいますから」と、ちらつかせる。すると長年一緒にいたパートナーの公明党は、ちょっと焦ります。
政策面でも政治資金の話に限らず、「自民党と日本維新の会は協力する余地がある」ということを見せることで、最終的には公明党が降りざるを得なくなった、ということのようです。

ジャーナリスト 澤康臣さん:
(公明党の)最初の勢いはどうなったんでしょうか。今の話を聞くと、自民党に切られたくないから降りたというふうに聞こえます。
「政権にいたいがために、最初の理想を捨てた」と言われても、仕方がないのではないでしょうか。非常に強い説明責任が発生するように思われます。














