恐竜の背中を白く染める雪は、22日夜、激しさを増していました。福井県敦賀市では午後9時までの6時間に32センチの雪が降ったとして「顕著な大雪に関する気象情報」が発表され、大規模な交通障害の発生するおそれが高まっています。
高柳光希アナウンサー
「午後7時の新潟県長岡市です。一日降り続いた雪、高さとしては50センチから60センチほど降り積もっています」
22日夕方にかけて1回目のピークとなった“最長寒波”。青森市では、朝も激しい雪が降り続いていました。多くの車が行き交う道路、視界は真っ白です。
「すごい雪でね。車が出るところだけやるだけでも大変。もう、うんざり。山だけにしてほしい」
札幌市でも、夜のうちに車体が全く見えなくなるほどの雪となりました。
「大変どころじゃない。どうするや」
「絶望した。こうなると、(雪を)持ち上げるのが大変。捨てる場所がない」
金沢市では、21日夜、車5台が絡む事故が発生。22日午前9時までの24時間に96件のスリップ事故が起き、5人がけがをしたということです。
また、けが人も相次いでいて、金沢市で、除雪中の70代男性が段差で転倒し、除雪機に足を挟まれたほか、金沢市と志賀町で、転倒して足の骨を折るなど、高齢の男女4人がけがをしました。
長引く寒波。欠かせないのが住民のライフラインを支える燃料です。燃料配達を行うこちらのガソリンスタンドでは、一日に60件もの注文が入っているといいます。
ハセガワ小出北給油所 菅澤望美 執行役員
「灯油だけではなく、除雪用の軽油の配達も行っているので、ご注文いただいてもすぐ行けない状況」
向かった先は、194センチの積雪となった魚沼市守門地域。雪捨て場の雪山を整える重機への給油依頼です。雪山の上で作業中の重機のもとへ。長いホースを抱えながらの給油は一苦労です。
ハセガワ小出北給油所 菅澤望美 執行役員
「雪を片付けながらだと現場も止められないので、作業しているところにお邪魔して給油する」
住民の生活を守る除雪作業。それを支える菅澤さんは…
ハセガワ小出北給油所 菅澤望美 執行役員
「働く車あっての雪国ですから」
「灯油も軽油もライフラインのひとつ。安定供給できればいいかなと」
福井県あわら市の国道8号。
記者
「道路にはおよそ1センチ幅の細長い切れ込みが一直線に入っています」
50メートルにわたり続く切れ込み。そこをサーモカメラで撮影すると…
記者
「車の車輪が通る部分のみ、路面温度が高くなっているのがわかります」
ここには、「ロードヒーティング」と呼ばれる雪をとかす装置が設置されているのです。去年12月、国土交通省が大雪による立往生を防ぐ対策として試験的に導入しました。
温かさの秘密は、黒い特殊な発熱シート、電気で10℃から60℃まで発熱します。これは新潟県に設置された道路の様子です。雪がどんどんとけていくのがわかります。
一般的なロードヒーティングの場合、道路の舗装を剥がし、全面に電熱線などを設置する必要があります。一方、今回採用されたのは「わだち部分」に切れ込みを入れ、そこに発熱シートを入れる工法。従来よりも費用がおよそ2割削減され、施工日数は4分の1に短縮されます。
なぜ、この場所で試験が行われているのか。それは…
2018年2月、記録的な大雪で、およそ20キロにわたり、最大1500台ほどの車が3日間立往生し、大混乱しました。このとき、福井県内では雪に埋もれて動けなくなった車の中で排気ガスが充満して一酸化炭素中毒となり、ドライバーが亡くなりました。
こうした経験を経て導入された「ロードヒーティング」。効果が認められれば、ほかの地点でも実施を検討したい考えです。
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