登山者が通ることもない山の中にひっそりとたたずむ、特攻隊員を悼む石碑。2年前の取材時、石碑に巻き付けられていた海軍を象徴する旗は、風化したかのように無くなっていました。

この夏、終戦から79年を迎えます。当時を知る人たちが少なくなる中、石碑は、多くの人たちを巻き込んだ戦争という悲劇の実態を継承していくことの大切さと難しさを、今を生きる我々に問いかけています。