次の照準は14年ぶりに挑む「世界大会」

激戦から1週間、忙しい業務の合間をぬって、和宇慶は次の戦いに向けて、稽古を再開している。

次の大会は9月にポーランドで行われる世界大会。和宇慶は高校時代にも世界大会に出場した経験があり、当時は準優勝。14年振りの世界大会での頂点を目指し、闘志を燃やす。
▽宜野湾警察署 巡査長・和宇慶一騎
「前回大会もポーランドで。今回も偶然、世界選手権がポーランドということで、何か縁があるような感じに思いますので、前回優勝を逃しているので、もう今回はもう優勝しかないのかなと」「忘れ物を取り返しに頑張っていきたい」

「今からは技を磨いたりとかそういったものではなくて、体重を増やして、9月までには体を作って、それまでの大会で怪我しないようにコンディションを整えたい。世界大会前の期間もリラックスして過ごしていけたら」

世界大会は「85キロ未満」が制限体重だというが、和宇慶の現在の体重は75キロほどと、かなり下回っている。警察官としての多忙な日々で体重も落ちやすいという。そんな彼を支えるのが子どもたちと妻の理子さんだ。

▽宜野湾警察署 巡査長・和宇慶一騎
「妻が管理栄養士の免許を持っているので、大会前まではカロリーを増やしてもらって、少しでも太れる食事をつくってもらうようお願いする」

▽妻・理子さん
「ご飯を大盛にしたりとか、鍋作って量をたくさん食べられるように、特別なことはしてないんですけど、満腹になるまで食べてもらう」