5月21日は東京都心では、28.9℃と今年一番の暑さとなりました。7月上旬並みと、とにかく蒸し暑い一日に。沖縄では平年より11日遅い梅雨入りに。梅雨(ばいう)前線の影響で、宮古島市(みやこじまし)ではきょう未明、観測史上最大となる1時間に100ミリの大雨を記録。冠水した場所も。きょう発表された3ヶ月予報。今年の夏の天気はどうなるのでしょうか?

全国各地で30℃超え 沖縄・奄美が「梅雨入りとみられる」

井上貴博キャスター:
夏の暑さは覚悟しなければならないと思いますけれども、早くも5月下旬で各地30度超えとなっています。21日は特に太平洋側で気温が上がりました。

<5月21日(火)午後3時30分時点 最高気温>
(全国915地点)25℃以上の夏日364/30℃以上の真夏日63
1位32.7℃ 熊本、大分・日田、高知・江川崎、鹿児島・さつま柏原

広瀬駿 気象予報士:
21日、気象台から沖縄地方・奄美地方は「梅雨入りしたとみられる」と発表がありました。

梅雨の定義は「曇りや雨の降る日が前後の期間と比べて増えたら梅雨」ということで、実は前線の位置などは正確には定義の中に入っていませんので、予報が変わって、あとあと9月に訂正されることもあります。

井上キャスター:
沖縄地方・奄美地方の梅雨入りは平年よりも11日遅いということです。宮古島市では21日未明、1時間に100ミリの大雨となり、観測史上最大となりました。

東京に絞って週間予報を見てみますと、来週27日あたりから少し天気がぐずついてくるので、これを梅雨入りと見るのかというところでしょうか。

広瀬 気象予報士:
これは「梅雨のはしり」となりそうです。梅雨本番前に天気がぐずつくことがありますが、それを梅雨のはしりといいます。

来週27日以降が梅雨のはしりになり、6月に入って一旦天気が持ち直したその先で梅雨入りの発表があるのではないかと思います。

井上キャスター:
素人目には27日辺りに雨マークが並んでついてくると「梅雨入り」と言ってもいいような気もするし、でもプロが見るとやっぱりそうとも言えない。

元競泳日本代表 松田丈志さん:
我々はもうほぼほぼ梅雨と思った方がいいのかなという感覚はありますね。ちょっと前まで日差しは強いけど、湿度が低くてからっとしていたのに、一気に湿度が上がってきたなっていう体感もあります。

井上キャスター:
関東甲信の梅雨入りは6月の上旬から中旬頃が多くなっています。
2020年6月11日ごろ
2021年6月14日ごろ
2022年6月6日ごろ
2023年6月8日ごろ

広瀬 気象予報士:
平年だと6月7日が関東甲信の梅雨入りです。2011年には5月27日に発表されたこともありますが、先ほどの予報を見ると、6月に入ってから梅雨入りの可能性はあると思います。