和牛lab K 平野勝士代表
「まとわりつかないというか、スーッと入って来る。めちゃくちゃ甘くて」


平野さんによりますと、この肉の特徴は、▽脂の口溶けがよく、特に38か月はよく溶ける、▽あずき色に熟成した赤身の味が濃いことです。

平野勝士代表
「脂の甘味とお肉の味の濃さだけを全面に出せるように」


平野さんは、サーロインの表面をじっくり焼き、中がレアの状態で提供しました。試食したのは、これまで榊山牛を扱ってきた関係者です。


日本料理 馳走啐啄一十  木村理恵マネージャー
「溶ける、本当に。舌触りがシルクのようなっていうか」


焼肉ふるさと 海田安章代表
「(生産者の馬上幸治代表と握手して)これだね。目指すところ。うま味でやっぱり日本一を目指したいですけどね。これだったら、いけますね」


馬上畜産 馬上幸治代表
「機械作業みたいに行きませんから。また新しく1頭1頭向き合っていきます」

榊山牛を扱う料理店は、広島市内を中心に17店あります。


今回の38か月の肉はあくまで試作品で、今後、生産量を増やし、一般の客に提供する計画です。


こんな夢もありました。

海田安章代表
「海外にやっぱり輸出したいです。高く買ってもらえますからね。広島から世界のブランドになれば、農家の人も豊かになりますよ」


肉のうまさで全国・世界を目指す榊山牛。38か月の牛の生産量を増やすため、グループでは馬上さんに続く農家の育成などに力を入れます。


― スタジオに38か月育てた榊山牛で作ったローストビーフを用意しました。今回の38か月の肉は試作品で、今、2頭目を肥育中ですが、一気に増えるものではありません。こうした中で、榊山牛を育てたいと興味を持つ農家が複数いるということで、グループでは3年後に向けて生産態勢を拡充できればと考えているそうです。以上、『深掘りNEWS DIG』でした。