大雨シーズンを前に災害時の連携を強化しようと、宮崎県警察本部と宮崎北警察署などによる合同訓練が行われました。

この訓練は、毎年、出水期を前に行われているもので、県警の広域緊急援助隊や宮崎北警察署の災害警備先遣隊など、あわせておよそ70人が参加しました。

21日は、人が川に流されたという想定で訓練が行われ、隊員らがボートを漕いで、要救助者に見立てた人形を救助しました。

また、車内に人が閉じ込められたことを想定した訓練では、隊員らが専用の器具で車のドアをはがすなどして救助の手順を確認しました。

(宮崎県警察本部警備第二課 砂地政則災害対策官)
「南海トラフ地震、日向灘地震、また宮崎であれば、出水期を控えて、梅雨時期の集中豪雨、台風などが考えられます。各種災害に的確に対応できるように万全を尽くしていきたいと思います」

県警では、今後も訓練を通して災害発生時の迅速な対応につなげたいとしています。