「ナイストーミートユー」


アルピコタクシーでは、訪日客の対応を強化しようと、今年から英語での基本的な対応が可能なドライバーの養成を開始。

その名も「信州インバウンドおもてなしドライバー」です。

英会話学校と協力し、タクシー業務に特化した表現を学ぶ講座を用意し、希望する乗務員が受講します。

計12時間にわたるレッスンを経て、外国人講師による最終試験に合格すると「おもなしドライバー」に認定。

外国人旅行者の依頼に応じて、貸し切りツアーなどに乗務します。

レッスンで重視するのは、「おもてなし」の心が伝わる丁寧な言い回しや対応です。

AtoZ英会話講師 ジェームス・カーティスさん:
「アイコンタクトや握手、笑顔など文化の違いも伝えながら、丁寧な表現を大切にしています」

レッスンを担当するジェームス先生がこの日向かったのは…。

「HI!カーティスさんですか? 私はアルピコタクシーの高田です!」

4月に、おもてなしドライバー1期生に合格した高田さんのフォローアップ研修のため、お客役となって、実際にタクシーに乗り、松本市内をめぐります。


高田光さん:
「きょうのあなたのプランを確認させていただいてもよろしいですか?」

丁寧な言葉づかいで、予定を確認。

滑り出しは順調です。

アメリカ人の友人がいるという高田さん。

日常会話の経験はありましたが、業務で使う、接客に適した英会話は、今回いちから学びました。

高田さん:
「松本には川が多く流れています。これはススキガワ」

運転中も積極的に話しかけ、市内の観光情報を伝えます。