「ハロー」
「チェックインしたいんですけど」
フロントに設置された透明なディスプレイ越しに日本語で応対すると…
「ご予約のお名前をお願いします」

瞬時に英語訳が表示されました。
情報ビジネスを手がける国内メーカーが開発した翻訳ディスプレイで、都内の駅や百貨店でも採用されていますが、村内では初めての導入です。
大きな特徴は2つ。
一つ目が透明な板を挟んで、対面で接客ができること。
もう一つが…。
「タイ語でチェックインしてみたいと思います」
「朝食は何時からですか?」
「夕食は5時から7時です」
英語だけでなく、タイ語やインドネシア語など、13か国語に対応しているんです。
ホテル白馬 フロント 丸山大樹さん:
「英語の方以外でも会話ができるので、すごく便利に使っております」
「対面で目を見て会話ができるので、それが一番いいですね」

費用は、導入時の30万円にプラスして、月々8万円ほど。
客室数64のこのホテルにとって、決して安くはない金額ですが、外国語が話せる人材の確保が難しい中、果たす役割は期待以上だといいます。
ホテル白馬 柴田謙二社長:
「基本的には24時間ですので、深夜手薄になりがちな時間帯で誰でも使える」
「白馬は外資系のホテルも進出してきたり人材の取り合い」
「機械で対応できるものは、これからかなり有効な手立て」
人材不足が深刻な中、逆に人への投資に力を入れ、差別化をはかろうという企業も。
「ウェルカムエブリワン、ハロー」
松本市の英会話学校で行われていたのは、タクシードライバーのためのレッスン。
受講しているのは、アルピコタクシーの乗務員です。