最初に向かったのは、松本城。

到着してまず必要になるのが、集合時間と待ち合わせ場所の確認です。

高田さん:
「10時55分にここを出る予定でよろしいでしょうか」

ここで、ジェームス先生から城の俗称についての質問が…

「なぜ、松本城は(一部で)カラス城と呼ばれているのですか?」
高田さん:
「えっとそれはお城が黒いから…理由は分かりませんが」

ジェームス先生が出かけると、すぐにスマートフォンを取り出した高田さん。


「由来」「文献上ではカラス城とよばれていた記述は見つかっていない」

高田さん:
「質問が出たので、その理由を突き止めようとしていま頑張っているところです」

根底にあるのは、松本を楽しんでほしいというおもてなしの心。

戻ってきたジェームス先生に、カラス城は正しい名前ではないことを伝え、壁には、黒漆が使われてることを話しました。


高田さん:
「松本いい所だろって、僕たちも言いたいんです」
「海外の方たちにも言語化してお伝え出来て松本を好きになってもらえればなと思う」
「お客様に楽しんでいただく、プラス自分の学びになっていく」

一見、長い道のりにも見える英会話ドライバーの養成ですが、ゆくゆくは、他社と差別化できる付加価値として売り上げに繋がると考えています。

アルピコタクシー・古田哲也 松本営業所長:
「人材不足で我々タクシー業界もその波にのまれてしまっているんですけど、少人数であっても質の高いものを提供させていただいて、回数が少なくてもしっかり売り上げが確保できるこういったものを商品化していく」

少子高齢化で国内の観光需要の減少が懸念される中、外国人観光客に選ばれるサービスをどう提供していくのか。

その取り組みが持続可能な会社づくりに繋がりそうです。