大谷翔平選手が移籍後初となるサヨナラヒットをはなつなど、絶好調の大谷選手についてお伝えします。

「“すごい”しか表現できない」 各部門でナ・リーグトップ 8冠も

良原安美キャスター:
日本時間5月20日に行われた、ドジャース対レッズの試合は烈戦でした。4打数、2安打、1打点で、大谷選手は移籍後初のサヨナラヒットを放ちました。試合は3対2で、ドジャースの勝利で終わりました。

チームメイトから喜びの水をかけられるシーンもあり、観客も総立ちでした。

ドジャース ロバーツ 監督
「素晴らしかったよ。本当にうまく打った。彼はすごいヒットを何本も打ってきたと思うけど、ホームでの最初のサヨナラには興奮したよ」

大谷選手は絶好調で、各部門でナ・リーグトップとなっています。わずか1日だけ首位打者から外れてしまったのですが、日本時間の20日に奪還しました。

打率は3割5分3厘です。その他にも、本塁打、安打、長打、塁打、長打率、OPS(出塁率+長打率)、ISO(長打率-打率)など、8冠となっています。

さらにチームとしても好調です。ドジャースがナ・リーグ西地区で首位で、独走状態が続いています。

ホラン千秋キャスター:
8つの部門でトップに立つというのは、すごい偉業を達成し続けていますね。

田中ウルヴェ京さん:
最近は、(大谷選手に対して)「すごい」しか表現できない、本当にすごいことですよね。

井上貴博キャスター:
最近は野球界のピッチャーのレベルがすごく上がっているので、俗に言う“ホームランバッター”というパワーの方と、イチローさんのように率を残す方が二極化していると思います。両立はできない時代だと言われています。

実際にホームランのランキングを見ると、上位の選手のほとんどが打率2割くらいです。その中で大谷選手はミート力も兼ね備えて、3割5分で打って首位打者です。今、3冠王に一番近いのは間違いなく、大谷選手だと言われています。

打率とホームラン数を両立できる選手は、もう人類史上にあまり現れないだろうと言われている中での、大谷選手の活躍です。

田中ウルヴェ京さん:
3冠王は、すごいらしいですね。しかも忘れてならないのは、ピッチャーでいらっしゃいますよね。