現在は3万円“天引き” 物価高騰も生活に重くのしかかる

多く支払われた分の返済は10年前から既に始まっていますが、佐々木さんは年金額の誤りには一切気づかなかったといいます。
(佐々木さん)「人がいくらもらっているかって聞きにくいし、たとえ親子でもね。ちょっと怒りでしょ、こんなん本当に…」
今は、もらえるはずの年金から3万円が引かれています(※2か月で)。それに加えて物価高騰が重くのしかかり、贅沢はできません。スーパーマーケットで買った商品を見せてもらうと…
(佐々木さん)「これは割引のシールですね。お昼なのであんまり貼られていることが少ないんですけど、たまたま見つけたので。生活が厳しいのでね、ちょっとでも節約になるかなと思って」
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母親の預金通帳をみせてもらうと…残高は167円。年金支給日の前には、ほとんどお金は残りません。
働いていた年数や所得によって変動する年金。自分では正しい支給額か誤った支給額かに気づくことは容易ではありません。
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(佐々木さんの母)「わからへんもん、どんなふうに計算されたんか。振り込まれたらそうかなってそんな感じやんか」














