今後の裁判

「家族を支えたい」と異国の地へやってきた若い女性を、このような事態になる前に救うことはできなかったのか。
裁判は、次回6月26日に弁護側の冒頭陳述と証人尋問が行われ、7月の被告人質問を経て、判決が言い渡される予定だ。

予期せぬ妊娠と出産ののち罪に問われる女性があとをたたない。
喜びに包まれるはずの出産・・・彼女たちはなぜ孤立出産にいたったのか。
今後、グエット被告の裁判で語られる言葉や証拠を記録し報告していく。

RKB毎日放送 記者 原口佳歩

シリーズ:孤立出産で罪に問われる女性

交際相手の家のごみ箱に死産した赤ちゃんの遺体を遺棄したとして起訴され被告人となった、20歳のベトナム人技能実習生の裁判。技能実習生はなぜ孤立出産にいたったのだろうか。

このエピソードの関連リンクは以下からご覧頂けます。

#1 孤立出産で罪に問われる女性たち 異国で死産した20歳の技能実習生は男児をごみ箱に「置いたのか」「捨てたのか」 傍聴人で埋め尽くされた法廷の記録

#2「警察に聞かれたら『ウェブでみた』と答えて」被告の交際相手の男性が”口止め”証言 孤立出産で罪に問われる女性たち

#3「おなかを抱いて前屈みになったら赤ちゃんが出てきました」孤立出産で罪に問われる女性たち

#4 出産した子は「浸軟児」だった 20歳のベトナム人技能実習生の行為は「遺棄」にあたるのか 検察側”懲役1年6か月を求刑” 弁護側は”無罪”主張