石川真佑のサーブは「ダントツ」
昨年、兄・祐希(28)も戦っているイタリア・セリエAに挑んだ石川は、世界最高峰のリーグで1年目からチーム2位の341得点をマーク。武器はサーブで代表のチームメイトからも「ダントツ」との声があがる。自身は2022年9月の世界バレーでの1本が印象に残っているといい、エースの古賀がケガで欠場する中、競合ブラジルとの試合開始直後に放ったサービスエースを回顧する。
石川:この試合で初めてスタートから入らせてもらって、すごい緊張もあった中でのサーブ1本目で。自分の武器であるサーブなので、自信を持って打とうと試合に臨んで、1本目からサービスエースを取れたというのは、すごく自分にとって印象に残っている試合でした。
木村:どの選手もサーブが武器でいいんですけど、やっぱりその中でもダントツ。石川選手はサーブを本当に武器として、点数をちゃんと取れるサーブを持っているので、ネーションズリーグも期待しています。
宮部:ここで一番点数が欲しいっていう、まず1点目のところで決め切るというのは凄いなって思いますね。
石井:関さん、セッターとして石川選手っていうのはどんな選手?
関:前のチームでも一緒にやっていたので、すごく長い間やってきて頼りにしてますし、やっぱりここ一番の時に頼めるトスを託せる選手だなと思います。
司令塔・関菜々巳のタブレットには驚きの秘密
石井:古賀さん、やはり関選手は頼りになる司令塔?
古賀:練習も早く来ますし、みんなとコミュニケーションを取っているので、そういうところで信頼関係とか頑張って作ろうとしてくれてるのがすごい頼もしいです。
石井:石川さんから見た関選手は?
石川:コミュニケーションもそうなんですけど、どういうトスが欲しいとか、自分からアタッカーに問いかけたりとか、そういった会話もすごい見られますし、私自身も自分に持ってきて欲しいトスというのもすごく要求しやすい。そういったところではセッターとしてコミュニケーションは大事なのですごくいいなって思ってます。
関:コミュニケーションはすごく大事だと思っているし、周りからもやっぱり言われるので、そこは自分自身意識してやるようにはしてます。
石井:山田さんも積極的にコミュニケーションは?
山田:やっぱりミドルブロッカーとセッターのコンビって、本当に結構繊細でコミュニケーションを密に取ってやっていかないと難しいものなので、本当に色々な情報を交換しながらいいコンビを作れているかなと思います。
石井:小島さんはどうですか?関選手との関係。
小島満菜美:相手へのトスをあげていると、全部が全部、相手のブロックが見えるわけじゃないと思うので。そういった意味で私の視点から見えるところを関選手に話したりとか、「どうなってますか?」とか聞いてくれるので、そこはすごく周りの人の意見も聞こうとして、よりいいトスワークをしようとしてくれてるんだなということを感じます。
石井:宮部選手も関選手とももちろんコミュニケーションを取りながらやるわけですが、同世代でもありますし、どのように感じられていますか?
宮部:「藍梨さん!」って来て、「なんやろ?コンビの話やろうな」って思ったら、iPadを出して一つ一つのクリップを作って、「これのここがこうで・・・」って映像まで見せてやってくれる。もうコミュニケーションもそうだし、すごい勉強してるなって、すごいなっていつも感心させられます。

関:やっぱり言葉だけじゃ伝えにくいときがあるので。そのまま映像を持って行った方が楽なので、「こういうときこうできません?とかどうですか?」とか持って行ったりするときもあります。
木村:本当に勉強熱心なので、そういうところでスパイカーがもっとカバーしようっていう気持ちにもなるし、セッターって本当にすごいんですよね。スパイカーは何人もいるけど、その中でこうやってクセ強なスパイカーがたくさんいて(笑)1本1本みんな好きなトスが違うし、入ってくるタイミングも違うし、本当にセッターは私もいつも尊敬しかないです。

















