5月に入ってようやく始まった電気工事。そして…
繁さん「よっこいしょ、つけるよ。つけるがコレやね。すごい明るいね」
久子さん「こんな明るくなったもん。ボロもなんも見えます」
4か月半、真っ暗な蔵の中で生活を続けた岡山さん夫婦。思わず笑顔がこぼれます。
久子さん「生まれ変わったみたい、世の中ぱっと開けた感じやね、うれしいです。テレビ入ったら言うことないです」
繁さん「電気はほしかった。電池よりも本当の電気の明るさがほしかった。やっぱり電気がつくってなったら、うれしいっていうより、これが人間かなと思いました」

当たり前の日常を少しずつ取り戻そうとする2人。復興への長い道のりの一歩です。
久子さん 「(復興のスタートは)風呂がついて、台所がついてそれが(復興の)スタートになるかね。まだもうちょっと頑張らんといかんね」